2018年 12月 08日
姉の嫁ぎ先 |
初めて姉の嫁ぎ先に泊まらせて頂いた。
嫁いだのは40年程前だからどのような所かは知っていたつもりだったが
朝起きて初冬にしては暖かい散歩を楽しんでみると実に美しく素晴らしい所
私が長野に来て30年近く経つが、そのころ能登は原発誘致で揺れていた。上の写真は今週撮った姉の家の前に広がる海
一応電気屋をしていた私も、多少は影響があり
信州では珍しくもない髭を剃らせる様にと電力から通達を頂いた。
原発建設のイメージダウンに私の髭がなるそうで
「どうして反抗して髭を伸ばしているのだ」という問いに
「別に伸ばしている訳ではない、剃らないだけで自然に生えてくるのです。」と言っていたが
もともと選挙には熱い地方、原発推進と反対派が文字通り一触即発の様相で28年戦った。
推進派の筆頭は珠洲市で最大の建築会社社長で市長も務め
反対派に姉の高校の同級生の農業を営んでいたいわゆる政り事には素人の若者
現職市長の林さんは、原発誘致の話が出る10年程前から原発立地の土地を買い占めており
更に娘婿は選挙の投票用紙の印刷も手掛けていた事業主
世紀の選挙は、現職が偏差で勝利したが、投票数より開票数が多いという事が発覚して裁判に、、
28年の結果、原発建設は白紙に戻され林組は倒産した。
姉の家はまさに波音が聞こえる場所にあり、歩いてすぐ前が海
海は非常に透明度が高く綺麗で、海産物も豊富である。
姉に頼んで仕事前にタコ取りをお願いし同伴した(姉は漁業権あります)。
海の向こうには富山の立山連峰が聳え朝日がゆっくりと昇ってきた。
本当にこの場所に原発が立たなくて良かったと今更ながら思いめぐらした。
by dennkiya2
| 2018-12-08 13:07